風通かぜとお)” の例文
きっと毎日まいにちのように、むすめさんは、きよらかなみずをいれて、風通かぜとおしのいい、また、太陽たいようのあたるところへしてくださるだろう……。
ガラス窓の河骨 (新字新仮名) / 小川未明(著)
三時過ぎに、清三が寺に帰って来ると、荻生君は風通かぜとおしのよい本堂の板敷きに心地よさそうに昼寝をしている。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)