“風立”の読み方と例文
読み方割合
かぜだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
表はいつか風立かぜだった。洗濯屋の前にある一本の柳の枝が白い干物といっしょになって軽く揺れていた。それをかすめるようにかけ渡された三本の電線も、よそと調子を合せるようにふらふらと動いた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)