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顰
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ゆが
ふりがな文庫
“
顰
(
ゆが
)” の例文
そうして、彼女の影を踏みながらその後から従った。大兄の顔は
顰
(
ゆが
)
んで来た。彼は小石を拾うと森の中へ投げ込んだ。森は数枚の柏の葉から月光を払い落して
呟
(
つぶや
)
いた。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
しかし宿禰はひとり、ますます憂慮に
顰
(
ゆが
)
んだ暗鬱な顔をして、その眼を光らせながら宮の隅々をさ迷うていた。第六番目の乙女が選ばれて立った。人々は恐怖を以て彼女の身の上を
気遣
(
きづか
)
った。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
反耶の顔は、喜びに輝き出した反絵の顔にひきかえて
顰
(
ゆが
)
んで来た。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
顰
漢検1級
部首:⾴
24画
“顰”を含む語句
顰蹙
一顰
顰面
一顰一笑
打顰
顰笑
一顰一蹙
嬌顰
詩史顰
面顰
顰縮面