頸足うなじ)” の例文
見れば澄江も眠られないと見えて、そうして恐怖に襲われていると見えて、こっちへ細い頸足うなじを見せ深々と夜具にくるまったまま、溜息を吐いたり顫えたりして、夜具の中で蠢いていた。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)