頭熱ずねつ)” の例文
殿様には若年の折から驚癇きょうかんの持病があられるので、大方はそのことと合点し、匆々、関の御本陣へ落着するなり、耳盥に水を汲ませて頭熱ずねつの引下げにかかったところ
玉取物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)