頭従はじめよ)” の例文
時節は既に冬近くなっていたが南国の山水はまだ夏のようであったと見えて、枕山は「南中景物従頭錯。路草過秋尚浅青。」〔南中ノ景物頭従はじめよたがヘリ/路草秋ヲ過ギテ尚浅青ナリ〕と吟じた。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)