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頡頏
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きっこう
ふりがな文庫
“
頡頏
(
きっこう
)” の例文
英山は文化初年鳥居清長歿し続いて喜多川歌麿世を去りし
後
(
のち
)
初めは豊国と並び後には北斎と
頡頏
(
きっこう
)
して
一時
(
いちじ
)
浮世絵界の
牛耳
(
ぎゅうじ
)
を
把
(
と
)
れり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
結局双方の智力たがいに相
頡頏
(
きっこう
)
するに非ざれば、その交際の権利もまた頡頏すべからざるなり。交際の
難
(
かた
)
きものというべし。
而
(
しこう
)
してその難きとは、何事に比すれば難く、何物に比すれば易きや。
学者安心論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
国貞は天明六年に生れ
元治
(
げんじ
)
元年七十九歳を以て歿したればその長寿とその制作の
夥
(
おびただ
)
しきは正に
葛飾北斎
(
かつしかほくさい
)
と
頡頏
(
きっこう
)
し得べし。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“頡頏”の意味
《名詞》
頡 頏(きっこう(百姓読みであるが慣用として認められる)、けっこう; 別表記:拮抗)
勢力がほぼ等しいもの同士が、互いに対抗して張り合っていること。
(出典:Wiktionary)
頡
漢検1級
部首:⾴
15画
頏
漢検1級
部首:⾴
13画
“頡頏”で始まる語句
頡頏台