面目ねんもく)” の例文
応接掛りは不断の真裸体まっぱだかに似ず、袴羽織はかまはおりにチャント脇差わきざしして緩急剛柔、ツマリ学医の面目ねんもく云々うんぬんたてにして剛情な理屈を云うから、サア先方の医者もこまっ仕舞しまい、そこでひらあやまりだと云う。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)