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霍亂
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かくらん
ふりがな文庫
“
霍亂
(
かくらん
)” の例文
新字:
霍乱
この店を今の主人に讓つてから一年とも經たないうちに、
霍亂
(
かくらん
)
とやらで亡くなりました。今から十年も前のことでございます。
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
去年の夏、小僧の友吉が
霍亂
(
かくらん
)
で死にましたが、あれはどうも人に殺されたやうな氣がします。金之助と五助とお徳も味噌汁に
中
(
あ
)
てられたのも、皆んな私と娘のお玉を
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
霍亂
(
かくらん
)
で死んだといふ、小僧の友吉も、毒害されたに違ひあるまいよ、
鳥兜
(
とりかぶと
)
の
根
(
ね
)
などで殺されると、霍亂とよく似てゐる、多分小僧の友吉は誰かほかの人に盛つた毒を、意地
汚
(
ぎたな
)
をして食ひ
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
散々
吐
(
は
)
くのでございます。丁度、
霍亂
(
かくらん
)
か何かのやうな、一時は
臟腑
(
ざうふ
)
まで吐くんぢやないかと思ひました。が、それでもうんと吐いたのは容態が輕い方で、あまり吐かない女共は重うございました
銭形平次捕物控:081 受難の通人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それどころぢやありませんよ、去年の夏
霍亂
(
かくらん
)
で死んだ小僧の友吉だつて、私は
暑
(
あつ
)
さ
中
(
あた
)
りや霍亂とは思へなかつたんです、町内のお
幇間
(
たいこ
)
醫者が、胡麻化してしまつたけれど、霍亂が、あんなひどい苦しみやうを
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「その十次郎樣といふのが
霍亂
(
かくらん
)
で死んだといふのだらう」
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
霍亂
(
かくらん
)
になる菓子を捨る位の智惠はあるよ」
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
霍亂
(
かくらん
)
とやらで亡くなりました。
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
霍
漢検1級
部首:⾬
16画
亂
部首:⼄
13画
“霍”で始まる語句
霍乱
霍公鳥
霍峻
霍去病
霍光
霍子孟
霍丘
霍山