霊笥タマケ)” の例文
ほかひ人の一方の大きな部分は、其呪法と演芸とで、諸国に乞食の旅をする時、頭に戴いた霊笥タマケに神霊を容れて歩いたらしい。
霊笥タマケは、ほかひ(行器)——外居・ほかゐなど書くのは、平安中期からの誤り——と言はれて、一般の人の旅行具となる程、彼等は流民生活を続けて居た。