霊祭タマヽツ)” の例文
兼好の時分、既に珍らしがられた師走の霊祭タマヽツりは、今日に於ては、其面影をも残してゐないのは、然るべき事である。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
だが、其以前から既に、秋の御霊迎ミタマムカへは、本来の春の霊祭タマヽツりに対照して、考へ出されてゐたのであつた。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)