“雪代水”の読み方と例文
読み方割合
ゆきしろみず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おや、このせきの去年のちいさな丸太のはしは、雪代水ゆきしろみずながれたな、からだだけならすぐべるんだが肥桶こえおけをどうしような。阿部君、まず跳びえてください。
イーハトーボ農学校の春 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
富士の胴中どうなかに、腹帯を巻いたような御中道へとかかる、この前後、落葉松が多く、幹を骸骨のように白くさらし、雪代水ゆきしろみずや風力のために、山下の方へと枝を振り分けて、うつむきにっている
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)