“雑種児”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいのこ60.0%
あひのこ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本人だろうか、西洋人だろうか、あるいは雑種児あいのこかも知れないが、いずれにしても不思議な魅力を持つ眼である。
梟の眼 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
つまり彼の随筆があんなに面白いといふことは、随筆と小説の雑種児あいのこ文章であつたからであろう。
「鶴」と百間先生 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)
だが、解らない事が一つある。人間様の中では雑種児あひのこが小さくなつてるが、犬の中では雑種あひのこまでが西洋振りやがつて威張散らす。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
石油ににじむ赤き雑種児あひのこほこりを思ひ
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)