雄々をを)” の例文
「どづいてやらうか。」妹は雄々ををしい聲で口眞似して、子供の時分よく兄達の口から出たこの田舍言葉を懷しく思ひ出しながら、「何も罪のないのに金槌なんかでどづかれちや溜らないわ。」
仮面 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
雄々ををしき君の手に触れて
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)