隔靴掻痒かっかそうよう)” の例文
あなたの胃腸のわるい原因がやっぱり胃腸から吸収されるものによって癒されるしかないことを思い、まことに隔靴掻痒かっかそうようの感です。
目読もくどくの興を以て耳聞のたのしみに換ゆ、然り而して親しく談話を聞くと坐ら筆記を読むと、おのずから写真を見ると実物に対するの違い有ればやゝ隔靴掻痒かっかそうようかん無きにあらず
松の操美人の生埋:01 序 (新字新仮名) / 宇田川文海(著)
隔靴掻痒かっかそうようそのものである。投降の打合せというような場合には、それでは困るのである。
彼は世界を以て家とするの大規模ある空気を呼吸し、我は日本の外日本あるを知らざる鎖国的の小籌しょうちゅう齷齪あくさくたる情趣、隠約いんやくの間に出没し、ために隔靴掻痒かっかそうようの感なきあたわざらしむ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)