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隔靴掻痒
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かっかそうよう
ふりがな文庫
“
隔靴掻痒
(
かっかそうよう
)” の例文
あなたの胃腸のわるい原因がやっぱり胃腸から吸収されるものによって癒されるしかないことを思い、まことに
隔靴掻痒
(
かっかそうよう
)
の感です。
獄中への手紙:03 一九三六年(昭和十一年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
目読
(
もくどく
)
の興を以て耳聞の
楽
(
たのしみ
)
に換ゆ、然り而して親しく談話を聞くと坐ら筆記を読むと、
自
(
おのずか
)
ら写真を見ると実物に対するの違い有れば
稍
(
やゝ
)
隔靴掻痒
(
かっかそうよう
)
の
憾
(
かん
)
無きにあらず
松の操美人の生埋:01 序
(新字新仮名)
/
宇田川文海
(著)
隔靴掻痒
(
かっかそうよう
)
そのものである。投降の打合せというような場合には、それでは困るのである。
比島投降記:ある新聞記者の見た敗戦
(新字新仮名)
/
石川欣一
(著)
彼は世界を以て家とするの大規模ある空気を呼吸し、我は日本の外日本あるを知らざる鎖国的の
小籌
(
しょうちゅう
)
に
齷齪
(
あくさく
)
たる情趣、
隠約
(
いんやく
)
の間に出没し、ために
隔靴掻痒
(
かっかそうよう
)
の感なき
能
(
あた
)
わざらしむ。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
隔
常用漢字
中学
部首:⾩
13画
靴
常用漢字
中学
部首:⾰
13画
掻
漢検準1級
部首:⼿
11画
痒
漢検1級
部首:⽧
11画
“隔靴”で始まる語句
隔靴