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階下段
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はしごだん
ふりがな文庫
“
階下段
(
はしごだん
)” の例文
などと、口々に
罵
(
ののし
)
りながら、立って、
階下段
(
はしごだん
)
を下りて行った。自分は広い部屋にたった一人残された。自分のほかにいるものは病人の
金
(
きん
)
さんばかりである。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ところへ二三人、下からどやどやと
階下段
(
はしごだん
)
を上がって来た。もう飯を済ましたんだろうか、それにしては非常に早いがと、心持上がり段の方を
眺
(
なが
)
めていると、思も寄らないものが、現れた。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その
後
(
あと
)
からまた
筒袖姿
(
つつそですがた
)
があらわれた。何でも朝の番に当った坑夫がシキへ
這入
(
はい
)
る時間に相違ない。自分はようやく窓から首を引き込めた。すると、下から五六人一度にどやどやと
階下段
(
はしごだん
)
を
上
(
あが
)
って来る。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
階
常用漢字
小3
部首:⾩
12画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
段
常用漢字
小6
部首:⽎
9画
“階下”で始まる語句
階下
階下座敷