阿字觀あじくわん)” の例文
すると、赤ンぼが、一番初めに洩らす言葉が、「——」といふ音ださうである。佛教でいふ阿字觀あじくわんとは、その生命の根元をさすのだとか聞いてゐる。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)