“闖”の読み方と例文
読み方割合
ちん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然るに當日寫眞機を携ふる新聞記者は警護の者の制止するをがへんぜずして闖入する事の出來ぬ境にちん入して俳優の演技を撮影せんとした。
十年振:一名京都紀行 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
不意のちん入者に彼女は度を失って、少時しばらく言葉もなく立竦たちすくんでいたが、相手の二人が救助に来たのであると知ると
緑衣の女 (新字新仮名) / 松本泰(著)
不時のちん入者にそなえ、茶の間といっている六畳に、一日中、チャブ台を出しっぱなしにしてある。
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)