関柵かんさく)” の例文
これから先、山河幾百里の関柵かんさくをあけて通る鍵だ。その唯一の旅行免状を取落して何になる。これではさすがの強情者も、浮かぬ面をして取って返さざるを得ない出来事だと、白雲も思いやりました。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)