長田忠致おさだただむね)” の例文
尾張おわりの方へ落ちのび給い、正月三日というに、長田忠致おさだただむねに計られて、あえなくお討たれ遊ばしたのみか、その御首みしるしは、都へ送られ、平家の者の手にかかって
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長田忠致おさだただむねが源の義朝を弑したというような事柄は歴史の中でも悲壮な事柄であって、もしこれを漢詩にでもすれば堂々たる文字で、英雄の末路をちょうするのであるが
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)