鑑賞かんしょう)” の例文
あしがわくわくしてがくらみはしないだろうか。ひっきょう、勇気ゆうきのないものは、いくらうつくしいものがあっても、鑑賞かんしょうするどころか、ただおそれをおぼえるぐらいのものだとおもいました。
考えこじき (新字新仮名) / 小川未明(著)
本棚には、少年読物から哲学書まで、かなり広い範囲はんいの本がならべてあった。絵の鑑賞かんしょうに関する本も二三冊あった。恭一は午前の話を思い出して、先ずそのなかの一冊を引き出してみた。
次郎物語:02 第二部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)