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鐚助
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びたすけ
ふりがな文庫
“
鐚助
(
びたすけ
)” の例文
神尾は自分の三ツ目の面を
曝
(
さら
)
すことの不快を全く忘れ去るほどの興味で、一座の奴を見渡しているのです。介添役には金助改め
鐚助
(
びたすけ
)
がついている。
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
いま神尾主膳が
硯
(
すずり
)
を投げ飛ばしたその間から、抜からぬ
面
(
かお
)
を突き出したのは、例によって、のだいこのような
鐚助
(
びたすけ
)
(本名金助)という男で、こいつが今日はまた一段と気取って
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「ナニ、金助でいけねえのか、金助という名が貴様には
食過
(
しょくす
)
ぎるというのか。なるほど、近ごろは金の相場もグッと上ったからな、金という名は全く貴様らに過ぎている、どうだ、
鐚助
(
びたすけ
)
と改名しては、びた公、びた助、その辺が柄相当だ」
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
鐚
漢検1級
部首:⾦
20画
助
常用漢字
小3
部首:⼒
7画
“鐚”で始まる語句
鐚
鐚銭
鐚一文
鐚錢
鐚儀
鐚公
鐚文
鐚一銭