錦旛きんばん)” の例文
「あのひらめく錦旛きんばんの下に、いま馬を休めて、静かに、わが陣を睨めまわしておる物々しい男こそ、つねにわが軍を悩ましぬく顔良である。なんと見るからに、万夫不当な猛将らしいではないか」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)