鋸草のこぎりさう)” の例文
馬車は行き過ぎてその事かなはず、彼少女が窻の外におもしろき花の咲けるに心づきて、其名を問へば、鋸草のこぎりさうなりといふに、少女の風流思ひやられて、句一つ読みたれども難あれば載せず。
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)