銀嚢かねぶくろ)” の例文
見ると、彼は重そうに銀嚢かねぶくろを背負っているので、土工らは忽ちに悪心を起して、不意に鉄のすきをふりあげて、かの旅びとをぶち殺してしまって、その銀を山分けにした。
女侠伝 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)