がんな)” の例文
それでもいつとはなしにのこぎりが見えなくなっているのだ。四分のみが消えたり、二枚がんなの台だけが残っていたりした。置き忘れた陣笠が川口に浮ぶくらいは我慢も出来た。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
済みませんが私もきんも仙も六も、あんまり親方の腹が大きすぎてそれほどでもないものを買い込み過ぎて居るではないか、念入りばかりで気に入るならおれたちもこれから羽目板にも仕上げがんな
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)