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金眼彪
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きんがんひょう
「左様で……。無類に剣術がお達者なので、人呼んで
金眼彪と
綽名され、ご本名を
施恩さまと仰っしゃいますんで」
大小の顔役が、それぞれ
縄張を持ち、
乾分を養い、旅烏の客をつかまえて、
好餌としているが、その中で、
管営の若殿
金眼彪の
施恩も、一ト縄張の株を持っていた。
今日以後、非道な青大将はこの
快活林の盛り場からつまみ出し、以前通り管営殿の若さん
金眼彪の
施恩がここのお店と、
界隈の縄張りとを締めくくることになりました。