“金眼彪”の読み方と例文

読み方	割合
きんがんひょう	100.0%

きんがんひょう

「左様で……。無類に剣術がお達者なので、人呼んで金眼彪（きんがんひょう）と綽名（あだな）され、ご本名を施恩（しおん）さまと仰っしゃいますんで」

新・水滸伝 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

大小の顔役が、それぞれ縄張（なわばり）を持ち、乾分（こぶん）を養い、旅烏の客をつかまえて、好餌（こうじ）としているが、その中で、管営（かんえい）の若殿金眼彪（きんがんひょう）の施恩（しおん）も、一ト縄張の株を持っていた。

新・水滸伝 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

今日以後、非道な青大将はこの快活林（かいかつりん）の盛り場からつまみ出し、以前通り管営殿の若さん金眼彪（きんがんひょう）の施恩（しおん）がここのお店と、界隈（かいわい）の縄張りとを締めくくることになりました。

新・水滸伝 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

金	常用漢字 小１ 部首:⾦ 8画
眼	常用漢字 小５ 部首:⽬ 11画
彪	漢検準1級 部首:⼺ 11画