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金棒曳
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かなぼうひ
ふりがな文庫
“
金棒曳
(
かなぼうひ
)” の例文
隣の
摘
(
つま
)
み
綿
(
わた
)
の師匠の家は弟子やら町内の
金棒曳
(
かなぼうひ
)
きやらでハチ切れるやうな
姦
(
かしま
)
しさです、多分この變事の噂でもしてゐるのでせう。
銭形平次捕物控:163 閉された庭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「どうもこの長屋に悪い女が来やあがって、いろいろよけいな口をきくもんですから、
金棒曳
(
かなぼうひ
)
きの
嬶
(
かかあ
)
やがき共がその尻馬に乗りましてね、弱い者いじめばかりしてしようがありませんや」
赤ひげ診療譚:06 鶯ばか
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「向うの駄菓子屋の女房ですよ、——神田一番の
金棒曳
(
かなぼうひ
)
きで、町内のお
菜
(
かず
)
の匂いまで嗅ぎわけて歩く女で」
銭形平次捕物控:095 南蛮仏
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「佐太郎の妹で、出戻りの四十女。お紺という、ちょいと色っぽい中婆さんですがね。こいつは、江戸一番の
金棒曳
(
かなぼうひ
)
きで、下女代りに兄の家の世話を焼いております」
銭形平次捕物控:152 棟梁の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「三軒長屋の裏から廻って、伝吉の家のお勝手から入りゃ、
金棒曳
(
かなぼうひ
)
きの駄菓子屋の女房も気が付くわけはねえ、灯が点いたのを見て伝吉が帰ったものと思い込んでいる」
銭形平次捕物控:095 南蛮仏
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
棒
常用漢字
小6
部首:⽊
12画
曳
漢検準1級
部首:⽈
6画
“金棒”で始まる語句
金棒
金棒引