“野郎頭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やろうあたま66.7%
ヤラウアタマ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身扮みなりも言葉の様子も、町人かやくざでしたが、頬冠りの手拭の下に、ふくらんで居るまげの格好は、野郎頭やろうあたまじゃありません、あれは髷節が高くて
銭形平次捕物控:239 群盗 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「惜しいものでござるな、野郎頭やろうあたまが」「前髪を立て振り袖を着せたら、寺を開いても愚僧は通う」などと囁くと金弥の方でも、それがうれしくて気取った咳をし、衣紋えもんの襟をしごこうという
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
野郎頭ヤラウアタマになつても、まだ片成りの舞子どもには凌がれぬ人気を続けた為と、今一つは元禄に近づいて、舞よりも地狂言を好む傾向が著しくなつて来た処から、中年期に入つた人気役者の
江戸歌舞妓の外輪に沿うて (新字旧仮名) / 折口信夫(著)