たね)” の例文
家ごとに羔羊こひつじを屠ってその血を門口の柱と鴨居かもいとに塗り、火にいてあまさず食い、またたね入れぬパンに苦菜にがなをそえて食うべきことを命ぜられた。
昔イスラエル国では正月の十四日から七日のあひだたねいれぬパンのいはひといふのを守つて、神とモーセに依つてエジプトから救ひ出された時の記念にしたといふことであるが
ともしい日の記念 (新字旧仮名) / 片山広子(著)