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郭内
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かくない
ふりがな文庫
“
郭内
(
かくない
)” の例文
気もせいているので、彼は言いすてたまま、
郭内
(
かくない
)
へ逃げこみ、すぐ屋形門へ入るのは避けて、鑁阿寺の堀橋を走り渡った。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
干潟伝
(
ひがたづた
)
いに、
郭内
(
かくない
)
へ斬り込んできた前例もあることなので、そこは海面だからといって、決して安心はしていない。
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼らの心臓部——つまり極楽寺坂の
郭内
(
かくない
)
から——またその附近の高所低所から——火ノ手があがり出したのだった。潮風だし、傾斜地だし、一瞬に海をも染めてきたのである。
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
必然、いまや
郭内
(
かくない
)
はまるで手薄。——と見るや、どこかで
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“郭内”の意味
《名詞》
城郭や遊郭の郭の中。
区切られた区画の中。
(出典:Wiktionary)
郭
常用漢字
中学
部首:⾢
11画
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
“郭”で始まる語句
郭公
郭
郭嘉
郭門
郭汜
郭淮
郭図
郭子儀
郭外
郭璞