部屋境へやざかい)” の例文
妻に呼び立てられるまでもなく、何濤かとうはさっきから、部屋境へやざかいの廊で、耳をすましていたのである。それへ顔を見せるやいな、何清かせいの手を握りしめて言った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)