“郁文堂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いくぶんどう50.0%
いくぶんだう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「僕は今朝けさ郁文堂いくぶんどう大井おおい君に言伝ことづてを頼んだら何でも買ってくれと云うので、とうとう一等の切符を四枚押つけられてしまった。」
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
今朝けさ郁文堂いくぶんどうで野村さんに会ったら、君に言伝ことづてを頼まれた。別に差支えがなかったら、三時までに『はち』の二階へ来てくれと云うんだが。」
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
僕はこのアルントを郁文堂いくぶんだうに売り金六円にかへたるを記憶す、時来じらい星霜せいさうけみすること十余、僕のアルントを知らざることは少しも当時に異ることなし。
その頃の赤門生活 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)