遺憾至極いかんしごく)” の例文
そんなことは釈迦しゃか経文きょうもんをそらんじているより、百も千も合点がてんしている万吉にしてこの失策は遺憾至極いかんしごくといわねばならぬ。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そいつは、遺憾至極いかんしごくだなあ」
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
暗涙をのんで愁然しゅうぜんとした独りごと——「傷はとにかく、あの男の気性として、ここまで来ながら落伍らくごしては、さだめし、それが無念にたえまい。ああ遺憾至極いかんしごく
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)