道埃みちぼこり)” の例文
道埃みちぼこりしろじろ立てて、吹き過ぐと風はさむけど、雲ゆけば日ざし洩れ来て、おのづからうら安の世や、ぽたらこと爺は杵とり、ぽたらこと婆は捏ねつつ、水濞すする。
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)