“遊楽街”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いふらくまち50.0%
リユ・ド・プレエジール50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
モンマルトルの中心と云はれる大通おほどほりは十二時を越えて不夜城の明るさを増すと云ふ巴里パリイ唯一の遊楽街いふらくまちだが、この酒場キヤバレエのあるのは大通おほどほりから四ちやういり込んだ高地で、昼間さへ余り人通ひとどほりが無いのだから
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
ここに集まるひとびとは、いわゆる、大東京の通人ラフイネたちである。この都会の最も装飾的な要素であり、東京の「遊楽街リユ・ド・プレエジール」の伝説口碑に通暁しているすぐれた土俗学者たちだ。
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)