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追駈
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おつか
ふりがな文庫
“
追駈
(
おつか
)” の例文
「
何方
(
どつち
)
が性悪なんでせう、もしか仰有る通り、貴方が私にお惚れなすつたのだつたら、あの女の
方
(
かた
)
を
追駈
(
おつか
)
けはなさらなかつた筈ぢやなくつて。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
其
翌日
(
あくるひ
)
、私が一人裏伝ひの畑の中の路を歩いてると、お和歌さんが息をきらして
追駈
(
おつか
)
けて来て、五本だつたか十本だつたか、黒羊※をどつさり呉れて行つた事がある。
刑余の叔父
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
それは美人どころか、鼻の
挫
(
ひしや
)
げた
狗
(
いぬ
)
のやうな顔をした女だつた。男はぶつくさと
呟
(
ぼや
)
きながら、
先刻
(
さつき
)
の婦人を
追駈
(
おつか
)
けた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
追
常用漢字
小3
部首:⾡
9画
駈
漢検準1級
部首:⾺
15画
“追駈”で始まる語句
追駈行