辛氣しんき)” の例文
新字:辛気
たゞいつも私がお金の工面に盡きた時、獨りで想像して見る人なのですよ、だけど、もうそんなこともいらなくなりました——あの辛氣しんきくさい爺さん、私に用があるなら何處にでも待つてるがいゝや。
人形の家 (旧字旧仮名) / ヘンリック・イプセン(著)
餘り辛氣しんき臭いので、氷峰は醉ひの勢ひにまかせて切り出した
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)