“軍触”の読み方と例文
読み方割合
いくさぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あのときの軍触いくさぶれは、何とも人間わざではない、あれは新田ノ庄の不動堂の尊像天狗が抜け出して、沙汰ぶれしたものに相違ない。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
軍触いくさぶれが発しられたのである。夜になると、その混雑はなお増していた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)