軋々ぎしぎし)” の例文
軋々ぎしぎしと……四角な天窓あたま乗せられて、鶉の仕切も拷問ごうもんの柱とやら、膝も骨も砕けるほど、辛い苦しい堪え難い、石を抱く責苦に逢うような中でも、身節みふしゆるんで、恍惚うっとりするまでながめていた。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)