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踏歌
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とうか
ふりがな文庫
“
踏歌
(
とうか
)” の例文
御簾
(
みす
)
ぎわには女房が並んでいた。その人たちの外へ出している
袖口
(
そでぐち
)
の重なりようの大ぎょうさは
踏歌
(
とうか
)
の夜の見物席が思われた。
源氏物語:08 花宴
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
少なくとも開眼供養の時には、
踏歌
(
とうか
)
の類はじかに庭の上で演ぜられたのである。東西発声、分
レ
庭而奏(続紀)とある。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
踏歌
(
とうか
)
とか続いてはなやかなことばかりが行なわれていたが中宮は人生の悲哀ばかりを感じておいでになって、
後世
(
ごせ
)
のための仏勤めに励んでおいでになると
源氏物語:10 榊
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
次が
踏歌
(
とうか
)
(あるいは女漢
躍歌
(
とうか
)
)百二十人、これは女が二組に分かれて歌いながら踊るのであろうが、『釈日本紀』の引用した説によると歌曲の終わりに「
万年阿良礼
(
よろずとせアラレ
)
」という「
繰り返し
(
リフレイン
)
」がつくので
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
踏歌
(
とうか
)
は女御がたの所へ実家の人がたくさん見物に来ていた。これは御所の行事のうちでもおもしろいにぎやかなものであったから、見物の人たちも服装などに
華奢
(
かしゃ
)
を競った。
源氏物語:31 真木柱
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
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玉鬘
(
たまかずら
)
の姫君はあの
踏歌
(
とうか
)
の日以来、紫夫人の所へも手紙を書いて送るようになった。
源氏物語:24 胡蝶
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
“踏歌”の解説
踏歌(とうか/あらればしり)とは、多数の人が足で地面を踏みならし、列を作り行進して歌い躍る、古代の群集舞踏。蹈歌、阿良礼走り、霰走りとも表記される。
(出典:Wikipedia)
踏
常用漢字
中学
部首:⾜
15画
歌
常用漢字
小2
部首:⽋
14画
“踏歌”で始まる語句
踏歌節
踏歌節会