趙咨ちょうし)” の例文
そのあわただしい中を、中大夫趙咨ちょうしという者が魏へ向って出発していた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
近頃、閑暇に富んでいるとみえ、曹丕は、使者の趙咨ちょうしに謁見を与えた後、なおいろいろなことを訊ねた。半ばからかい半分に、半ば呉の人物や内情を、談笑のうちに探ろうとするような、口吻こうふんだった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
趙咨ちょうしは鼻のひしげた小男であったが、毅然として
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)