“越石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こしこく40.0%
えつせき20.0%
こしいし20.0%
ゑつせき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徳川時代にあっては知行の高を整数にするのに(軍役の計算を便にするため)、越石こしこく分給が多くては面倒であるから、なるべく村の小さいことを希望した。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
王廷珸おうていごあざな越石えつせきという者があった。これは片鐙かたあぶみを金八に売りつけたような性質の良くない骨董屋であった。この男が杜九如の家に大した定鼎のあることを知っていた。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そこには今でも越石こしいしだの熱田だのという苗字みょうじの家があります。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
王廷珸わうていごあざな越石ゑつせきと云ふ者が有つた。これは片鐙を金八に売りつけたやうな性質の良く無い骨董屋であつた。この男が杜九如の家に大した定鼎の有ることを知つてゐた。
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)