贔負きにいり)” の例文
村の人達は、富江を淡白きさくな、さばけた、面白いひととして心置なく待遇あしらつてゐる。殊にも小川の母——お柳にはお贔負きにいりで、よくそのいへにも出入する。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)