賽目さいのめ)” の例文
今まで山のように積んであった寺銭も場銭ばせんも盆茣蓙ござも、賽目さいのめまでも虚空に消え失せて、あとには夥しい砂ほこりが分厚く積っているばかり。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)