賢達けんたつ)” の例文
私は私の嗤笑しせうすべき賢達けんたつの士のあるのを心得てゐる。が、私自身といへども私の愚を笑ふ点にかけてはあへて人後に落ちようとは思つてゐない。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)