賓頭盧びんずる)” の例文
昨年の秋鳥部寺とりべでら賓頭盧びんずるうしろの山に、物詣ものもうでに来たらしい女房が一人、わらわと一しょに殺されていたのは、こいつの仕業しわざだとか申して居りました。
藪の中 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
また同書同巻の「詣鳥部寺女値盗人語」にも、女の童を連れて鳥部寺の賓頭盧びんずるに詣でた或る人妻が、或る雑色男の為に強奸せられ、その上に主従の衣服をまで剥がれたことを述べて
放免考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)