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貴郎
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あなたさま
ふりがな文庫
“
貴郎
(
あなたさま
)” の例文
其れから間もなく御新造様は
御亡
(
おなく
)
なり、
貴郎
(
あなたさま
)
は伯母御様に手を引かれなさつて、粟野の奥へ行かしやる
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
百姓共の為めにお果てなされた長左衛門様の御恩を忘れてはならねえと、若い者等に言うて聴かせることで御座りまする——ぢやあ、
貴郎
(
あなたさま
)
は
慥
(
たしか
)
に長二様と
仰
(
おつ
)
しやりました坊様で、イヤ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
貴郎
(
あなたさま
)
だ、其時
丁度
(
ちやうど
)
十二三の坊様が、長い刀を持ち出しなされて、
父
(
とつ
)
ちやんの
復讐
(
かたきうち
)
に行くと言ひなさる、其れを今の
粟野
(
あはの
)
に御座る伯母御様が
緊乎
(
しつかり
)
抱き留めておすかしなさる——イヤもう
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
貴
常用漢字
小6
部首:⾙
12画
郎
常用漢字
中学
部首:⾢
9画
“貴郎”で始まる語句
貴郎方
貴郎様