“貴賓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きひん87.5%
まろうど12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここの一閣へは、よほどな貴賓きひんでもないと案内されることはないし、重臣でもほんの、二、三の者しか知っていないということだった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さわぐな。いよいよ今日は彼を貴賓きひんの間に入れることにしたから、こんどは大丈夫だ」
「これからこよいの貴賓まろうどのために、近ごろ都はいうもおろかひなにまで聞え渡った於国歌舞伎おくにかぶきをごらんにいれまする。そもそもこの於国おくに歌舞伎となん申しはべる歌舞の由来は……」
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)